公開日:2026年9月12日
更新日:2026年9月14日
読了目安:約11分
一条工務店・セキスイハイム・アキュラホームを比較
これまでのあらすじ
家づくりを始めたわが家は、ハウスメーカー探しと土地探しを並行して進めました。
土地については、最初に考えていた「広い土地+平屋」から条件が少しずつ変わり、最終的には街並みや家族との距離、日々の暮らしやすさなども含めて判断。
夫婦ともに「ここなら住みたい」と思える土地を決めることができました。
一方、ハウスメーカー選びでは、最初に見た複数社の中から3社まで候補を絞っていました。
前回の記事では、最終的に現在の土地を選んだ理由について書きました。
→ 最終的にこの土地を選んだ理由|夫婦ともに「ここなら」と思えた決め手
土地探しと並行して進めていたハウスメーカー選びも、このころにはかなり候補が絞られていました。
最終的に本格比較まで進んだのが、
- 一条工務店
- セキスイハイム
- アキュラホーム
の3社です。
この3社については、住宅展示場を見るだけではなく、
- 複数回の打ち合わせ
- 見積
- 間取り提案
- 土地に関する相談や提案
まで進めました。
どの会社にも良いところがあり、
「この会社が明らかに合わなかったから候補から外した」
という比較ではありません。
むしろ、それぞれ特徴が違っていたからこそ、
自分たちが家づくりで何を重視したいのか
が少しずつ分かってきました。
今回は、一条工務店・セキスイハイム・アキュラホームの3社を、わが家がどんな視点で比較していたのかをまとめます。
最終比較に残ったのは3社
家づくりを始めたころは、もっと多くの住宅会社を見ていました。
最初に見た会社については、こちらの記事でまとめています。
→ 最初に候補にしたハウスメーカー6社|展示場から本格比較まで進んだ会社
そこから、
- 予算
- 住宅性能
- 家づくりの方向性
- 自分たちの希望との相性
などを考えながら少しずつ候補を絞り、
一条工務店・セキスイハイム・アキュラホーム
の3社とは、それぞれ4〜5回ほど打ち合わせを行いました。
この段階まで進むと、モデルハウスを見たときの印象だけではなく、
- どんな間取りになるのか
- どのくらいの金額になるのか
- 希望する設備や性能を実現できるか
- 土地に対してどのような家を提案してくれるか
といった、かなり具体的な比較ができるようになります。
3社を比較するときに見ていたこと
わが家が主に比較していたのは、次のような部分です。
- 住宅性能
- 住みやすさ
- 標準仕様
- 設計の自由度
- 価格
- 太陽光発電や蓄電池
- 床暖房などの快適設備
- 将来のメンテナンス
- 間取り提案
- 土地への対応
ただし、
単純に一番安い会社を探していたわけではありません。
わが家がまず重視していたのは、
長く暮らす家として、どのくらい快適で性能の高い家にできるのか
という部分です。
そのうえで、
希望する性能や設備まで条件を近づけたとき、最終的にどのくらいの価格になるのか
を見るようにしていました。
住宅会社によって標準仕様の範囲が違うため、本体価格だけを比較しても判断しにくかったからです。
一条工務店|性能と標準仕様が分かりやすかった
一条工務店で最初に気になったのは、やはり住宅性能でした。
特に、
- 断熱・気密
- 窓
- 全館床暖房
- 太陽光発電
- 蓄電池
など、家の快適性や省エネに関係する部分を重視していることが分かりやすい会社でした。
わが家も、
見た目だけではなく、実際に住んだときの快適さを重視したい
と考えていたため、この方向性には興味がありました。
私自身、設備や性能について調べることが好きなので、
「この設備は何のためにあるのか」
「この仕様で何が変わるのか」
と考えながら比較しやすかったのも、一条工務店との相性が良かった部分だと思います。
一条工務店は標準仕様の水準が高いと感じた
一条工務店を比較するうえで大きかったのが、標準仕様です。
注文住宅では、本体価格だけを見ると比較的安く見えても、
「この性能にしたい」
「この設備を入れたい」
と希望を増やしていくと、オプション費用が大きくなることがあります。
一条工務店にも当然オプションはあります。
ただ、住宅性能や快適性に関わる部分については、
標準の段階から自分たちが求める方向に近い
と感じました。
ここは、一条工務店を比較するときの大きなポイントでした。
他社でも、希望に合わせて性能を上げれば高性能な住宅を建てることはできると思います。
だからこそ、
同程度の性能や快適性を目指した場合に、最終的な価格がどうなるのか
という見方をするようになりました。
一条工務店では性能を体験できる施設にも行った
一条工務店では、住宅性能などについて確認できる体験型の施設にも行きました。
モデルハウスを見るだけでは、
「暖かそう」
「設備が良さそう」
といった感覚的な印象になりやすい部分もあります。
実際に説明を受けながら体験することで、
なぜ断熱や気密などを重視しているのか
を理解しやすくなりました。
住宅性能を重視していたわが家にとって、この体験は比較材料のひとつになりました。
セキスイハイム|鉄骨と工場生産という違う家づくり
セキスイハイムで特に気になったのは、鉄骨住宅と工場生産です。
一条工務店とは、家の構造やつくり方そのものがかなり違います。
住宅の大部分を工場で生産するという仕組みも特徴的で、
- 品質管理
- 構造
- 現場での施工期間
などについて説明を聞きました。
わが家としても、
木造住宅だけを見て決めるのではなく、鉄骨住宅も比較してみたい
という考えがありました。
違う構造の会社を比較したことで、「木造だから」「鉄骨だから」というイメージだけではなく、それぞれの考え方を見ることができました。
セキスイハイムでも体験型の施設を見学した
セキスイハイムでも、通常の住宅展示場とは別に、住宅の構造や仕組みについて詳しく見られる施設を見学しました。
そこでは、
- 構造
- 工場生産
- 耐震に関する考え方
- 住宅設備
などについて説明を受けました。
モデルハウスでは完成した住宅を見ることが中心ですが、
家がどのようにつくられているのか
を知るという意味では参考になりました。
セキスイハイムからは土地の提案も受けた
土地探しについては、基本的に自分たちでもWebなどを使って進めていました。
その中でセキスイハイムからは、土地について具体的な提案も受けました。
自分たちだけでは見つけていなかった候補だったため、
ハウスメーカーに土地探しを相談することで、候補が広がることもある
と感じました。
土地と建物を同時に考えられることも、住宅会社へ土地について相談するメリットのひとつだと思います。
アキュラホーム|設計の自由度が魅力だった
アキュラホームは、3社の中でも設計の自由度に魅力を感じた会社でした。
注文住宅を建てるなら、
- 間取り
- 収納
- 電気配線
- LAN
- コンセント
- 造作
など、自分たちの希望をできるだけ反映したいという気持ちがあります。
特に私は、電気設備やネットワークについても細かく考えたいと思っていたため、
どこまで柔軟に対応できるのか
は気になるところでした。
その点では、自由度のある家づくりができそうだという印象がありました。
気になる土地への対応が早かった
アキュラホームで特に印象に残っているのが、土地への対応です。
こちらが気になっている土地について相談すると、実際に現地を確認し、その土地に合わせて提案してもらいました。
そのため、
- 建物をどう配置できそうか
- 希望する間取りが入りそうか
- 土地と建物を合わせるとどうなるか
を具体的に考えやすかったです。
土地探しとハウスメーカー選びを並行していたわが家にとって、
気になる土地を建物側からも確認してもらえる
のは助かりました。
同じ希望を伝えても、間取りは3社で違った
3社とも間取りを作ってもらいました。
比較していて面白かったのが、
同じような希望を伝えても、会社によって提案される間取りが違うこと
です。
住宅展示場だけを見ていると、
「どの会社でも希望する家は建てられそう」
と思うことがあります。
しかし、実際に土地と要望を伝えて間取りを作ってもらうと、
- 提案の考え方
- 設計上の制約
- 得意な間取り
- 標準的な家づくりの方向性
- 自由度
などの違いが少しずつ見えてきます。
この段階になって初めて、
カタログではなく、自分たちの家を建てた場合の比較
ができるようになりました。
見積は総額だけを並べても比較できなかった
もちろん、価格も重要です。
ただ、3社から見積を出してもらって感じたのは、
見積総額だけを並べても、単純には比較できない
ということでした。
例えば、
- 標準仕様に何が含まれているか
- 希望する性能が標準なのかオプションなのか
- 太陽光発電や蓄電池
- 床暖房などの快適設備
- 外構
- 諸費用
など、会社ごとに前提が異なります。
そのため、
「A社が安い」「B社が高い」
という比較だけでは、自分たちが最終的に欲しい家の価格は分かりません。
わが家では、
自分たちが求める性能・設備・住みやすさまで近づけたときに、どのくらいの金額になるのか
を見るようにしていました。
デザインだけなら住友林業が一番好みだった
最初のハウスメーカー探しの記事でも書きましたが、住宅展示場で見たデザインだけなら、個人的には住友林業が一番好みでした。
→ 最初に候補にしたハウスメーカー6社|展示場から本格比較まで進んだ会社
木の雰囲気や空間のつくり方など、
「こんな家に住めたらいいな」
と思う部分はかなりありました。
ただ、実際の家づくりでは、
- デザイン
- 住宅性能
- 快適性
- 設備
- 価格
- メンテナンス
- 間取り
など、さまざまな条件があります。
そのため、
一番デザインが好きな会社と、自分たちが最終的に選ぶ会社は同じではありませんでした。
ハウスメーカーを比較していく中で、自分たちにとってデザイン以外に何を重視したいのかも見えてきました。
営業担当者は最終的な決め手にならなかった
ハウスメーカー選びについて調べると、
「営業担当者との相性が重要」
という話をよく見かけます。
わが家の場合、本格比較した3社を含め、担当してもらった方には大きな不満はありませんでした。
会社によって説明や提案の仕方には違いがありましたが、
担当者が良かったからこの会社にする
あるいは、
担当者が合わなかったから候補から外す
という判断にはなりませんでした。
そのため、最終的には、
- 住宅性能
- 住みやすさ
- 設備・仕様
- 設計
- 価格
- 将来のメンテナンス
など、住宅そのものを中心に比較しました。
比較するうちに「性能を前提に価格を見る」ようになった
3社を比較することで、わが家の考え方もかなり明確になりました。
デザインも大切です。
設計の自由度も欲しい。
価格ももちろん無視できません。
ただ、その中でも特に重視していたのは、
住宅性能と実際に暮らしたときの快適さ
でした。
だから、
価格を先に決めて、その中で一番性能の良い家を探した
というより、
自分たちが欲しい性能や住みやすさを考え、その水準まで条件を揃えたときの価格を比較した
という方が近いです。
その結果、
高い性能や快適設備が標準仕様にどこまで含まれているか
が、かなり重要な比較ポイントになりました。
いわゆる「コストパフォーマンス」も見ていましたが、
コスパが良いから性能を選んだのではなく、性能を重視して比較した結果、価格とのバランスも重要になった
という順番です。
この考え方が、最終的なハウスメーカー選びに大きく影響しました。
土地とハウスメーカーは別々には考えられなかった
わが家は基本的に、自分たちでも土地を探していました。
そのため、
土地探しをすべてハウスメーカーに任せた
わけではありません。
一方で、住宅会社に土地について相談するメリットもありました。
例えば、
- 土地を提案してもらう
- 気になる土地を確認してもらう
- 希望する建物を配置できそうか考えてもらう
といったことです。
土地だけを見ていると良さそうでも、建てたい家を配置すると希望どおりにならない可能性があります。
そのため、
土地探しと建物の検討を完全に切り離さず、並行して進めた
ことは良かったと思います。
3社は、それぞれ違う魅力があった
本格比較した3社について、わが家が感じた特徴を簡単に整理すると次のようになります。
一条工務店
- 住宅性能を重視した考え方
- 標準仕様の水準
- 全館床暖房
- 太陽光発電・蓄電池
- 求める性能まで含めた価格を考えやすかった
セキスイハイム
- 鉄骨住宅
- 工場生産
- 構造や品質管理の考え方
- 土地についても具体的な提案を受けた
アキュラホーム
- 設計の自由度
- 希望を反映しやすそうだった
- 気になる土地への対応
- 土地に合わせた間取り提案
どの会社が絶対的に優れている、という比較ではありません。
家づくりで何を重視するかによって、合う会社は変わる
と思います。
わが家の場合は、この3社を比較することで、
性能と住みやすさを重視しつつ、その水準まで含めた価格とのバランスを見る
という判断軸ができていきました。
まとめ|3社を比較して「自分たちに合う会社」を考えるようになった
一条工務店・セキスイハイム・アキュラホームの3社とは、複数回の打ち合わせを行い、
- 見積
- 間取り
- 土地
- 性能
- 設備
- 価格
まで具体的に比較しました。
最初は、
「どの会社が一番良いのか」
を探していたように思います。
しかし比較していくうちに、
「自分たちが重視するものを実現しやすいのは、どの会社なのか」
を考えるようになりました。
わが家が特に重視したのは、
住宅性能と住みやすさ
です。
そして、求める性能まで含めて比較していくと、
標準仕様と価格のバランス
も重要になりました。
この考えをもとに3社を比較した結果、最終的に一条工務店を選ぶことになります。