家づくり準備室はじめる、理想の暮らし

公開日:2026年9月23日

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一条工務店の体験型ショールームへ|断熱体感ROOMで住宅性能の違いを実感

ハウスメーカー選びを始めた頃、大阪・南港にある一条工務店の体験型ショールームへ行ってきました。

まだ一条工務店に決めるどころか、住宅会社をいろいろ見始めたくらいの時期です。

目的は、一条工務店が強みにしている住宅性能を実際に体験することと、これから家づくりを進めるうえで参考になるものを見つけることでした。

実際に行ってみて特に印象に残ったのが、寒い空間の中に断熱性能の異なる部屋が並んだ**「断熱体感ROOM」**です。

昔の断熱基準から現在の高性能住宅までを同じような間取りで比較でき、床の冷たさや窓際の寒さ、部屋ごとの温度差などを自分の体で感じることができました。

この体験をきっかけに一条工務店へ決めたわけではありません。

ただ、ハウスメーカーを比較するときに価格や間取りだけではなく、住宅性能もしっかり確認したいと思うきっかけになった場所です。


行ったのはハウスメーカー選びを始めた頃

体験型ショールームへ行ったのは契約前です。

ハウスメーカーをいろいろ見始めた頃で、この時点では一条工務店も候補の一つという位置づけでした。

一条工務店のことを詳しく知りたいという目的もありましたが、それ以上に、断熱や耐震などの住宅性能が実際の暮らしにどう影響するのかを体験してみたいと思っていました。

当日は営業担当の方と一緒に施設内を回り、説明を聞きながら一つずつ体験していきます。

昼休憩を含めると、滞在時間は4時間ほどだったと思います。

私たちが行ったときは昼食も用意してもらいました。

体験内容やサービスは時期によって変わる可能性があるため、現在の内容については営業担当へ確認するのが確実です。


一番印象に残った「断熱体感ROOM」

一番印象に残ったのが、断熱体感ROOMです。

大きな寒い空間の中に、断熱性能の異なる4つの部屋が用意されています。

比較する部屋は大きく分けると、

  • 昔の住宅基準を再現した断熱等級2の部屋
  • 現在の新築住宅で求められる水準に近い断熱等級4の部屋
  • 現在の最高等級である断熱等級7の部屋
  • 一条工務店仕様の断熱等級7の部屋

という構成です。

断熱等級2の部屋は昭和55年基準を再現したもので、今から見るとかなり昔の住宅性能です。

断熱等級4は、2025年から新築住宅で義務化された水準にあたります。

断熱等級7は、現在の断熱性能等級の中では最高等級です。

こうした性能の違う部屋を順番に体験できるため、数字だけでは分かりにくい断熱性能の差をかなり直感的に感じることができました。


どの部屋もほぼ同じ間取りだから違いが分かりやすい

それぞれの部屋は、比較しやすいようにほぼ同じような間取りになっています。

リビングがあり、その横に引き戸で仕切られた洗面・脱衣スペースのような場所がある構成です。

エアコンを使う部屋ではリビングにエアコンが設置されていました。

同じような間取りを順番に移動するため、

「さっきの部屋より床が冷たい」

「窓際に立つと寒い」

「脱衣スペースへ行くと急に寒くなる」

といった違いが分かりやすくなっています。


昭和55年基準の部屋は暖房があってもかなり寒かった

最初の断熱等級2の部屋は、昭和55年基準を再現したものです。

暖房は付いていましたが、入った瞬間からかなり寒く感じました。

特に印象的だったのが床です。

床がかなり冷たく、足元から冷える感覚がありました。

リビングにはエアコンがあるものの、暖かいのは吹き出し口の近くという印象です。

さらに引き戸を開けて洗面・脱衣スペース側へ移動すると、かなり寒く感じました。

暖房が動いていても、家全体が暖かくなるわけではないことが分かりやすい部屋でした。


断熱等級4は昔の家よりかなりマシ。でもまだ寒さは感じる

次が断熱等級4の部屋です。

断熱等級2の部屋から移動すると、寒さはかなり和らいだように感じました。

ただ、個人的な感覚としては、

昔の家よりはかなりマシだけれど、まだ寒さを感じる

という印象でした。

床付近やリビングから離れたところでは寒さが残り、家全体が均一に暖かいという感じではありません。

現在の住宅基準が昔と比べて改善されていることは体感できますが、断熱性能をさらに上げる意味も分かりやすくなっていました。


最高等級の部屋はかなり暖かかった

次に入ったのが断熱等級7の部屋です。

現在の断熱性能等級では最高等級になるため、それまでの部屋と比べるとかなり暖かく感じました。

ここまで来ると、

「高断熱の家はかなり違うな」

と感じます。

ただ、個人的には足元や窓際に少し寒さが残っているように感じました。

リビングにはエアコンが設置されているため、部屋全体としては暖かくても、エアコンから離れた場所や床付近では少し温度感が違うように感じます。

そして最後に入ったのが、一条工務店仕様の断熱等級7の部屋です。


一条仕様は「暖かい場所がある」より「全体的に寒くない」

一条工務店仕様の部屋も、断熱性能としては最高等級にあたる部屋です。

大きく違うのが暖房方法で、リビングだけでなく洗面スペースまで床暖房が入っています。

実際に入ってみて感じたのは、

「ここが暖かい」というより、家全体が寒くない

という感覚でした。

床も暖かいのですが、床だけが強く熱く感じるわけではありません。

リビングから洗面スペース側へ移動しても、大きな寒さの変化を感じませんでした。

それまでの部屋では、リビングから離れたり窓際へ移動したりすると寒さを感じることがありました。

その違いを順番に体験したあとだったので、家全体の温度感がそろっていることはかなり分かりやすかったです。


高断熱だけではなく、暖房方法も体感に影響すると思った

この体験で興味深かったのが、一般的な断熱等級7の部屋も、一条工務店仕様の部屋も、どちらもかなり高い断熱性能を持っていることです。

それでも実際に入ってみると、体感には違いがありました。

一方はリビングのエアコンで暖房し、一条工務店仕様の部屋は床暖房を使っています。

そのため、

同じように断熱性能の高い家でも、暖房方法が違うとどのくらい体感が変わるのだろう

という疑問も持ちました。

もちろん、実際には断熱材や窓など細かな仕様も違うので、体感の違いをすべて暖房方式だけで説明することはできません。

ただ、住宅の暖かさは「断熱性能が高ければ終わり」という単純なものではなく、暖房方法や窓、気密なども含めて考える必要があると感じました。


数字だけではなく、家全体で性能を見るようになった

体験する前は、住宅性能というと「断熱性能が高いかどうか」くらいのイメージでした。

実際に施設を回ると、暖かい家をつくるためには断熱材だけを見るのではなく、

  • 気密性
  • 窓の性能
  • 暖房方法
  • 換気
  • 家の中の温度差

なども関係していることが分かります。

一つの数値だけを見て判断するより、家全体としてどのように熱を逃がさず、どのように暖めるのかを見る必要があると思うようになりました。


窓の種類による温度差も体験できた

窓の性能を比較する体験もありました。

ガラスやサッシの種類によって、外側の熱や冷たさがどのくらい室内へ伝わるのかを体験します。

細かな温度までは覚えていませんが、種類によって温度感はかなり違いました。

特に印象に残ったのがサッシ部分です。

金属を使ったサッシと樹脂サッシでは、実際に触ったときの温度感に違いを感じました。

それまでは窓というとガラスの性能ばかりを考えていましたが、サッシ部分も含めて確認する必要があると分かりました。


普段は見えない床や壁の中も見られる

施設内には、家の断面のような構造展示もありました。

床の一部が透明になっていて床暖房がどのように入っているのかを見ることができたり、壁の中の断熱材や構造を確認できたりします。

細かな仕様をすべて覚えているわけではありませんが、完成すると見えなくなる部分を実際に見られること自体が面白かったです。

家づくりを始めるとキッチンや床、クロスなど目に見える部分に意識が向きがちですが、実際には壁や床の中にも住宅性能に関係するものがたくさん入っています。

こうした展示を見たことで、普段は見えない部分にも興味を持つようになりました。


釘の本数だけでも板の強さが変わる体験

構造や耐震についての体験もありました。

印象に残っているのが、長い木の板の上に乗り、釘の打ち方によって板のたわみ方が変わることを確認する体験です。

同じような木材でも、固定する釘の本数や位置が違うだけで、体重をかけたときの動き方が変わります。

この体験とあわせて説明されたのが、現場でどのように施工品質をそろえるかという話でした。

一条工務店は工場生産を大きな特徴の一つにしていて、できるだけ工場で精度をそろえた状態までつくることで、現場で作業する人による仕上がりの差を小さくする考え方があります。

さらに現場で釘を打つ部分についても、必要な本数や位置が分かるように印を付け、決められた位置へ施工できるよう管理しているという説明がありました。

住宅の性能は設計上の数字だけではなく、実際にその通り施工されることも重要だということが分かりやすい体験でした。


耐震の考え方はメーカーによって違う

耐震については、一条工務店だけの方法を説明するというより、住宅会社によって地震への対応方法が違うという話もありました。

一条工務店のように建物の面で力を受ける考え方もあれば、ダンパーなどを使って揺れを抑える方法もあります。

そのため、

「耐震性能が高いか」だけではなく、どのような方法で地震に対応しているのか

まで確認した方がいいと思うようになりました。


揺れの周波数で体感が変わる装置もあった

揺れるカゴのような装置に乗る体験もありました。

揺れの周波数を変えることで、揺れ方や体で感じる大きさが変化します。

専門的な内容をすべて理解できたわけではありませんが、建物の揺れは単純に「大きい・小さい」だけではないことが分かりました。

耐震について考えるきっかけとしては、かなり面白い体験だったと思います。


住宅会社を比較するときの基準ができた

体験型ショールームへ行って一番よかったと思うのは、住宅会社を比較するときに見るポイントが明確になったことです。

それまでは価格や間取り、デザイン、設備など、目に見えて分かりやすいものを中心に見ていました。

体験したあとは、それに加えて、

  • 断熱性能
  • 気密性能
  • 暖房方法
  • 家の中の温度差
  • 耐震の考え方
  • 施工品質をどう管理しているか
  • 壁や床など見えない部分の構造

といったところも確認するようになりました。

ハウスメーカー選びを始めたばかりの段階でこうした体験ができたことは、その後の比較にもかなり役立ったと思います。


ただし「一条工務店はすごい」で終わらせない方がいい

性能を体験する施設としては、かなり分かりやすくてよかったと思います。

ただし、ここは一条工務店の体験施設です。

当然ながら、一条工務店の強みが分かりやすく伝わるようにつくられています。

断熱体感ROOMでも、一条工務店仕様の部屋がかなり快適に感じるように比較されています。

実際に体験すると、

「一条工務店はすごいな」

と思う部分はありました。

ただ、そこで住宅会社を決めてしまうのではなく、

他メーカーでも同じような性能を実現できるのか

は別に確認した方がいいと思います。

例えば、

  • 同程度の断熱性能にできるのか
  • 高性能な窓を選べるのか
  • 気密性能はどうなのか
  • 暖房方法はどう違うのか
  • 施工品質をどう管理しているのか
  • 同じような性能を求めると、追加費用はいくらかかるのか

といったことです。

一条工務店では標準仕様に含まれているものでも、他メーカーではオプションとして追加できる場合もあると思います。

反対に、同じ性能を実現しようとするとかなり費用が増える可能性もあります。

そのため、体験施設で一条工務店の特徴を知ったうえで、その内容を他メーカーと比較するための基準として使うのが一番いいと思います。


体験後は住宅性能をより重視するようになった

体験型ショールームへ行ったことで、一条工務店への印象はよくなりました。

ただ、この段階で一条工務店に決めたわけではありません。

まだハウスメーカー選びを始めたばかりだったので、その後もほかの住宅会社を見て比較しました。

また、一条工務店で体験した性能についても、

「一条でしかできないものなのか」

「お金をかければ他メーカーでもできるものなのか」

という視点は持っていました。

それでも、この体験をきっかけに、

家を建てるなら住宅性能はしっかり確認したい

という考えはかなり強くなりました。

その後、一条工務店を含めて住宅会社を比較するときにも、性能は重要な判断基準の一つになっています。


これから行くなら「体験して終わり」にしないのがおすすめ

これから一条工務店の体験型ショールームへ行く人には、性能を実際に体で感じられる施設としておすすめできます。

特に断熱体感ROOMは、断熱性能の違いを数字ではなく体感できるので非常に分かりやすいです。

ただ、体験して、

「暖かかった」

「一条はすごかった」

で終わらせるのは少しもったいないと思います。

気になったところは営業担当に、

  • この違いは何によるものなのか
  • 他社では同じ仕様にできるのか
  • 標準仕様なのかオプションなのか
  • 暖房方法を変えるとどうなるのか
  • 実際の家でも同じ性能になるようにどう管理しているのか

と質問してみると、その後のハウスメーカー比較に使いやすくなります。

一条工務店の強みを知るだけではなく、住宅会社を見るための知識を増やす場所として使うと、かなり参考になると思います。


まとめ|住宅性能を見る基準ができた体験

一条工務店の体験型ショールームで一番大きかったのは、一条工務店の特徴を知ったこと以上に、住宅性能を見る基準ができたことでした。

断熱体感ROOMでは、昔の住宅基準から現在の最高等級までを順番に体験し、床や窓際、洗面スペースなどで寒さがどう変わるのかを実際に感じることができました。

一条工務店仕様の部屋では、全館床暖房によって特定の場所だけが暖かいのではなく、家全体が寒くないという感覚も体験できました。

さらに窓や耐震、工場生産、施工品質の管理、床や壁の構造などを見ることで、それまで意識していなかった部分にも目が向くようになりました。

一方で、ここは一条工務店の体験施設です。

そこで感じた性能をそのまま「一条工務店でしか実現できない」と考えるのではなく、他メーカーではどうなのか、同じ性能を求めるならどのくらい費用がかかるのかまで比較することが大切だと思います。

わが家の場合は、この体験をきっかけに性能をより重視するようになりました。

その後さまざまな住宅会社を比較していく中でも、断熱や窓、耐震、施工品質などを確認するという基準は残りました。

ハウスメーカー選びを始めたばかりの段階で行けたからこそ、その後の比較にかなり役立った体験だったと思います。

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