家づくり準備室はじめる、理想の暮らし

公開日:2026年9月13日

更新日:2026年9月15日

初回打ち合わせに向けて|最初に考えていた間取りと新居でやりたいこと

これまでのあらすじ

土地探しとハウスメーカー選びを並行して進めたわが家。

複数の住宅会社を比較し、住宅性能と住みやすさを重視した結果、一条工務店で家を建てることにしました。

土地も決まり、ここから家づくりは「どこで、どの会社で建てるか」から、「どんな家を建てるか」を考える段階に入ります。

前回の記事では、複数のハウスメーカーを比較した中で、最終的に一条工務店を選んだ理由について書きました。

一条工務店を選んだ理由|性能・住みやすさ・価格を比較して決めた

土地とハウスメーカーが決まり、家づくりはいよいよ、

「どこで建てるか」から「どんな家を建てるか」

という段階に入りました。

初回の設計打ち合わせを迎える前から、

「こんな家にしたい」

というイメージはかなり持っていました。

ただ、このころに考えていたのは、建築費や細かな設計条件まできっちり計算した間取りではありません。

まずは、

「できる・できないはいったん置いておいて、どんな暮らしがしたいか」

を考えた理想の配置です。

今回は、初回打ち合わせに向けて考えていた間取りや、それぞれの場所をなぜ欲しいと思っていたのかを振り返ります。


最初は「1階である程度生活が完結する家」を考えていた

最初に考えていた間取りでは、1階にできるだけ多くの機能を集めたいと思っていました。

イメージしていたのは、

1階

  • LDK
  • 書斎
  • 浴室
  • 脱衣室
  • WIC
  • 廊下洗面
  • トイレ
  • シューズクローク

2階

  • 主寝室
  • 子ども部屋
  • フリースペース

という構成です。

子ども部屋については、最初から完全に2部屋へ分けるのではなく、

最初は1つの部屋として広く使い、将来必要になったら2部屋に分ける

ことを考えていました。

今振り返ると、かなり1階にボリュームのある間取りです。

ただ、当初は費用や建物形状よりも、

「こう暮らせたら使いやすそう」

というところから考えていました。


書斎は最初、1階に置きたかった

在宅で仕事をすることがあるため、書斎は最初から欲しい部屋のひとつでした。

当初考えていたのは1階の書斎です。

理由のひとつは、単純に普段の使いやすさでした。

仕事中でも、

  • 来客があったとき
  • 食事をするとき
  • 飲み物を取りに行くとき
  • 家族と少し話すとき

に、毎回1階と2階を行き来しなくて済みます。

ただ、それだけではありません。

書斎については、

将来、必要になったときには普通の個室としても使えるようにしたい

と考えていました。

例えば、年齢を重ねたり、介護など何らかの理由で1階中心の生活が必要になった場合です。

そのため、

「机が置ければいい小さな作業スペース」

ではなく、

最低限、ひとつの部屋として使えるくらいの広さ

を確保したいと思っていました。

イメージとしては4帖前後です。

仕事部屋として使いながら、将来別の用途にも転用できる。

そんな書斎を考えていました。


ただ、1階に全部入れると建物のバランスが悪くなる

理想だけで考えると、1階にいろいろなものを置きたくなります。

ただ、実際の土地の大きさや建築費を考え始めると、

1階だけが大きい家にすると、建物の形や費用の面で不利になりやすい

ことも考えるようになりました。

そこで、できるだけ1階と2階の大きさを近づけた総2階に近い形を目指す方向へ変えていきました。

その結果、最初は1階に置きたかった書斎を2階へ移すことを考えます。

場所は変わりましたが、

書斎を単なるPCスペースではなく、最低限ひと部屋として使える広さにしたい

という考えはそのまま残しました。

この考えが、その後の「4帖前後の書斎が欲しい」という希望につながっています。


子ども部屋は南側で、できるだけ同じ条件にしたかった

子ども部屋については、

南側に配置したい

という希望がありました。

日当たりの良い場所を子ども部屋に使いたいと考えていたためです。

また、最初は1部屋として使い、将来2つに分ける予定なので、

分けた後も左右でできるだけ条件に差が出ないようにしたい

とも考えていました。

例えば、

  • 部屋の広さ
  • 収納
  • 設備

などです。

どちらか一方だけが明らかに条件の良い部屋になるより、

できるだけ同じような部屋を2つ作れる形

にしたいと思っていました。

この考えは、その後の具体的な間取り検討でもかなり重視することになります。


1階WICは家族で使う収納にしたかった

1階には、家族で使うWICも欲しいと思っていました。

当初考えていた広さは2帖程度です。

家族で使うことを想定し、

1人あたり0.5帖くらいずつ使えればいいのではないか

というイメージでした。

目的は、衣類をたくさん持つためというより、

普段使う服を生活する階に置いておくこと

です。

例えば、

脱衣室で着替える

洗濯する

乾いた服を収納する

という流れを1階でできれば、毎回2階まで衣類を持っていく必要がありません。

書斎と同じように、

できるだけ1階だけで日常生活を完結できる家

という最初の考えにもつながっています。


洗濯は夫婦そろってできるだけ楽をしたかった

家事動線を考えるうえで、わが家にはかなり明確な理由がありました。

夫婦ともに、家事の中でも特に、

洗濯物を干すことと、たたむことが嫌いです。

だから新しい家では、

できるだけ洗濯を楽にしたい。

これはかなり重要な希望でした。

現在もドラム式洗濯機を使っているため、洗濯から乾燥まで機械に任せられるものはできるだけ任せます。

それでも、

  • 洗濯機に入れる
  • 乾いたものを取り出す
  • 必要なら干す
  • 服をしまう

という作業は残ります。

そこで、

洗濯物を持って家の中を何度も移動しなくていい間取り

にしたいと思っていました。

脱衣室の近くに家族の衣類を収納できれば、

乾いた服を取り出して、その近くで収納できます。

つまり、わが家が家事動線を重視した理由は、

「回遊動線のある家がおしゃれだから」

ではありません。

単純に、嫌いな洗濯を少しでも楽にしたかったからです。

この考えが、その後の脱衣室・WIC・回遊動線の検討につながっていきます。


玄関にはシューズクロークが欲しかった

玄関には、1.5帖程度のシューズクロークも欲しいと思っていました。

靴だけでなく、玄関まわりで使うものを収納できれば、

玄関そのものをできるだけすっきり保てます。

一戸建てになると、マンション暮らしのときよりも、

  • 外で使うもの
  • 子どものもの
  • アウトドア用品
  • 庭まわりで使うもの

なども増える可能性があります。

そのため、

家の中へ持ち込みたくないものを玄関付近で収納できる場所

があると便利だと考えていました。


1階のボリュームが大きい分、吹き抜けも考えていた

当初の理想配置では、1階にかなり多くのものを入れようとしていました。

そこで同時に考えていたのが、LDKの吹き抜けです。

1階が大きくなる分、2階には少し余裕ができます。

その部分を使って、

LDK上部に吹き抜けをつくり、2階にはフリースペースも確保する

ようなイメージを持っていました。

収納や家事動線のような実用性だけではなく、

せっかく注文住宅を建てるなら、少し開放感や遊びのある空間も欲しい

と思っていたためです。

ただ、実際には総2階に近い形を目指すことになるため、吹き抜けやフリースペースについても、ほかの部屋との面積配分を見ながら考えていくことになります。


ネットワークは後付けではなく、設計段階から考えたかった

私の場合、在宅でPCを使うこともあるため、ネットワーク環境も初期から気になっていました。

新居では、

Wi-Fiだけでなく、有線LANもしっかり使えるようにしたい

と思っていました。

以前に電気工事の仕事に携わった経験もあり、

完成してから配線を追加したり変更したりするより、

新築時に必要な準備をしておいた方がやりやすい

こともある程度イメージできました。

この時点では、

  • LANの規格
  • 配管の太さ
  • アクセスポイントの具体的な位置

まで決めていたわけではありません。

まずは、

ネットワークも間取りや設備と同じように、家を設計する段階から考えたい

というのが初期の希望でした。

細かな内容は、後の電気・配線打ち合わせでかなり深く考えることになります。


建物は道路側へ寄せて、庭をできるだけ広く取りたかった

建物の中だけではなく、土地全体の使い方についてもイメージがありました。

道路側には、

  • 車2台分の駐車スペース
  • 玄関へのアプローチ
  • 駐輪スペース

を確保したい。

そして、そのために必要なスペースを取りながら、

建物自体はできるだけ道路側に寄せたい

と考えていました。

目的は、建物の反対側にまとまった庭を作ることです。

一戸建てに住むなら庭が欲しいという希望は、家づくりを考え始めたころからありました。

ただ、道路から丸見えになる庭より、

家族で過ごしていても周囲の目線を感じにくい庭

にしたいと思っていました。

建物を道路側へ寄せ、その反対側に庭をまとめることで、

家そのものが道路側からの視線をある程度遮るような配置にできれば理想です。

土地を選ぶときにも、

建物・駐車場・庭をどう配置できるか

はかなり意識していました。


最初の理想と、実際に作れる家は少しずつ変わっていった

初回打ち合わせ前に考えていたのは、

かなり「こうだったらいいな」を優先した間取りでした。

例えば、

  • 1階に書斎
  • 1階にWIC
  • シューズクローク
  • 洗濯しやすい水回り
  • 吹き抜け
  • 2階フリースペース
  • 南側の子ども部屋
  • 広い裏庭

などです。

ただ、実際の家づくりでは、

  • 敷地面積
  • 建築費
  • 建物形状
  • 一条工務店の設計ルール
  • それぞれの部屋に必要な広さ

を考えなければなりません。

そのため、

最初の理想をそのまま間取りにするのではなく、何を残して、何を変えるか

を考えることになりました。

例えば書斎は、

1階に置くという希望は変えたけれど、最低限ひと部屋として使える広さにしたいという考えは残す。

というように、

場所や形は変えても、

その希望を持った理由そのものはできるだけ残したい

と考えていました。


まとめ|最初は「できるか」より「どう暮らしたいか」から考えた

初回の設計打ち合わせに向けて、わが家が最初に考えたのは、

新しい家でどう暮らしたいか

でした。

当初の理想としては、

  • 1階である程度生活を完結させたい
  • 将来ほかの用途にも使える書斎
  • 家族で使う1階WIC
  • とにかく洗濯を楽にしたい
  • シューズクローク
  • 南側で将来分割できる子ども部屋
  • 吹き抜けとフリースペース
  • 新築時から考えるネットワーク環境
  • 周囲の目線を感じにくい庭

などを考えていました。

ただ、敷地や費用まで考えると、そのすべてを理想どおりに配置することはできません。

そこで、

希望した場所や形にこだわるのではなく、「なぜそれが欲しいのか」を残しながら間取りを調整する

ことになります。

そして初回の設計打ち合わせで実際の間取りを見ると、

それまでの希望がさらに具体的になっていきました。

次回は、最初の間取りを持ち帰って、第2回打ち合わせまでにどんな変更・追加要望を考えたのかをまとめます。

初回間取りを持ち帰って徹底検討|次の打ち合わせまでに考えた変更・追加要望