家づくり準備室はじめる、理想の暮らし

公開日:2026年9月16日

更新日:2026年10月1日

読了目安:約12分

壁掛けテレビの配線計画|HDMI・LAN・コンセント位置まで考えたこと

これまでのあらすじ

間取りと設備が固まり、家づくりは電気配線の検討へ。

コンセントやスイッチ、照明に続いて、前回は2階収納を起点にしたLAN・Wi-Fi・防犯カメラの配線計画について書きました。

今回は、そのネットワーク計画とも関係する「壁掛けテレビまわりの配線」です。

前回の記事では、2階収納を配線の起点にして、各部屋への空配管、天井Wi-Fi、防犯カメラなどをどのように計画したのかを書きました。

→ LAN・Wi-Fi計画を本格検討|2階収納を起点に空配管・天井Wi-Fi・防犯カメラまで考えた

今回は、リビングの壁掛けテレビまわりについてです。

壁掛けテレビ自体は、家づくりのかなり早い段階からやりたいと思っていました。

テレビを壁に掛けて、テレビボードも床から浮かせる。

見た目がすっきりしますし、床の掃除もしやすくなります。

ただ、実際に計画し始めると、テレビを壁に掛けること以上に、配線をどうするかが難しいと感じました。

わが家で当時想定していたのは、

  • HDMI
  • LAN
  • 電源
  • USB
  • 音声関係のケーブル

などです。

せっかくテレビを壁掛けにしても、ケーブルがテレビの下から何本も見えてしまえば気になります。

そこで、テレビ・テレビボード・壁掛け金具・コンセント・配線をまとめて考えることにしました。


壁掛けテレビは早めに大きさを想定しておいた

わが家では、65型程度のテレビを想定して計画しました。

もちろん、家が完成するまでに購入するテレビが変わる可能性はあります。

それでも、ある程度のサイズを決めておかないと、

  • テレビの高さ
  • 壁掛け金具の位置
  • コンセント位置
  • HDMIなどの配線位置
  • テレビボードとの位置関係

を決めにくくなります。

そのため、実際に購入するテレビを完全に確定していなくても、どのくらいのサイズを設置するつもりなのかは早めに想定しておくことにしました。


テレビの高さも先に考えておいた

テレビサイズと合わせて考えたのが、テレビをどの高さに取り付けるかです。

壁掛けテレビでは、テレビの位置によってコンセントや配線口の場所も変わります。

低すぎればテレビボードとの間隔が狭くなりますし、高すぎればソファから見たときに見上げる形になります。

そこで、

  • ソファからの見え方
  • テレビボードの高さ
  • テレビサイズ

を見ながら、おおよそのテレビ位置を決めました。

電気打ち合わせの段階で、テレビが壁のどの範囲に来るのかまでイメージしておくと、コンセントや配線口の位置を考えやすくなりました。


壁掛け金具もある程度想定しておく

もう一つ重要だったのが、壁掛けテレビの金具です。

テレビ裏には壁掛け金具が入ります。

そのため、

「テレビの裏だから、このあたりにコンセントを付ければいい」

というだけでは不十分です。

コンセントや配線口と壁掛け金具が干渉すると困ります。

そこで、実際に使う可能性のある壁掛け金具も確認しながら、

  • テレビ
  • 壁掛け金具
  • コンセント
  • 配線口

の位置関係を考えました。

完全に商品を確定していなくても、どのような形状・サイズの金具を使う可能性があるのかを把握しておくと考えやすかったです。


テレビボードも先に決めた方が配線を考えやすい

テレビ本体だけでなく、テレビボードも早めに候補を決めました。

わが家では、床から浮かせる壁付けタイプのテレビボードを予定しています。

テレビボードによって、

  • 高さ
  • 奥行
  • 横幅
  • 内部の収納スペース
  • 配線を通せる位置

が違います。

つまり、テレビボードが決まらないと、テレビボード側のコンセントやLANの位置も決めにくいということです。

電気配線を決めたあとで、

「このテレビボードだとコンセントに当たる」

「コンセントがボードの外から見える」

となるのは避けたいところです。

そのため、電気打ち合わせの段階でテレビボードもかなり具体的に想定しました。


テレビ裏とテレビボードをどうつなぐか

壁掛けテレビで一番悩んだのが、テレビ裏からテレビボードまでの配線でした。

わが家で当時想定していたのは、

  • HDMI:2〜3本程度
  • USB:2本程度
  • 音声関係のケーブル
  • LAN
  • 電源

などです。

テレビボードの中にゲーム機やレコーダーなどを置く場合、テレビとの間をHDMIなどでつなぐ必要があります。

当然ですが、これらのケーブルを壁の表側に垂らしたくありません。

そこで、テレビ裏とテレビボードの間に、どのような配線経路を作るかを考えました。

壁掛けテレビ裏とテレビボードを空配管でつないだ配線計画のイメージ図
わが家では、壁掛けテレビ裏とテレビボード内部を配線経路でつなぎ、HDMIなどのケーブルをできるだけ表に出さない計画にしました。

最初は壁の中へ直接ケーブルを落とす予定だった

最初に考えていた方法は、テレビ裏からテレビボードまで、空配管を使わずに壁の中へ直接ケーブルを落とすというものでした。

テレビ裏とテレビボード側に開口を作り、上から入れたHDMIなどを壁の中へそのまま落として、下側から取り出すイメージです。

この方法なら、空配管の太さをあまり気にせず、複数のケーブルを通せそうだと考えていました。

特にHDMIはケーブルそのものよりコネクタ部分が大きいため、個人的にはこの方法が使いやすそうだと思っていました。


壁内へ直接落とす方法は、今回の施工では採用できなかった

この方法について一条工務店へ相談したところ、今回のわが家の施工ではその方法での対応は難しいという回答でした。

そのため、最終的にはテレビ裏とテレビボードの間にも空配管を使うことになりました。

注文住宅でも、住宅会社や施工方法によって対応できる内容には違いがあります。

「壁の中だから簡単にできそう」

と思っていたことでも、施工方法や住宅会社側のルールによっては対応できないことがあります。

そのため、やりたい配線方法がある場合は、できるかどうかを早い段階で相談しておくことが大切だと感じました。


空配管にするなら「何本通すか」が重要になる

壁の中へ直接ケーブルを落とせるのであれば、ある程度自由にケーブルを追加できます。

一方で空配管を使う場合は、配管の太さという制限があります。

特にHDMIは、ケーブル本体よりもコネクタ部分が大きいのが問題です。

さらにわが家では、HDMIを1本だけではなく、2〜3本程度通すことも想定していました。

USBや音声関係のケーブルを使う可能性もあります。

そのため、

「テレビ裏に空配管を1本入れておけば大丈夫」

ではなく、最終的に何本、どのようなケーブルを通したいのかまで考えておく必要があります。


HDMIは将来交換する可能性もある

HDMIなどのケーブルは、住宅よりも早く規格や必要な仕様が変わる可能性があります。

テレビや周辺機器を買い替えれば、必要なケーブルも変わるかもしれません。

そのため、完成時にケーブルを通せればよいだけではなく、あとから抜いて新しいケーブルへ交換できるかも重要です。

空配管を使う場合は、

  • 配管径
  • 曲がりの数
  • ケーブル本数
  • コネクタの大きさ

なども関係します。

LAN用の空配管以上に、テレビ裏の配管は余裕を持って考えておいた方がよいと感じました。


LANはテレビ裏とテレビボード側の両方へ

LANについては、家全体のネットワーク計画へ組み込みました。

テレビまわりには、LANを2本持っていく予定です。

1本はテレビ側。

もう1本はテレビボード側です。

テレビ自体を有線LANにつなげられますし、テレビボード側では、

  • ゲーム機
  • レコーダー
  • ストリーミング機器
  • その他のネットワーク機器

を接続する可能性があります。

Wi-Fiでも使えますが、テレビまわりのように動かさない機器については、有線LANも選べる状態にしておきたいと考えました。

LAN・Wi-Fiや空配管を含めた最終的なネットワーク計画については、こちらの記事で詳しくまとめています。

→ 注文住宅のLAN配線・Wi-Fi計画|空配管・天井Wi-Fi・防犯カメラまで将来の自由度を優先した

また、わが家ではテレビアンテナやネットTVについても別途検討しました。

→ 注文住宅のテレビ・アンテナ計画|地デジ電波調査・BS・ネットTVまで考えたこと


テレビボード側のコンセントとLANは中に隠す

テレビボードは壁付けにする予定なので、できるだけ外から配線が見えないようにしたいと思いました。

そのため、テレビボード側のコンセントやLANは、テレビボードの中に納まる位置へ設定しました。

テレビボードの下や横から、コンセントプレートやLANケーブルが見える状態にはしたくありません。

この位置も、テレビボードのサイズを先に想定していたからこそ決めやすかった部分です。


テレビボード天板の開口はサウンドバー用

テレビボードには、天板へ配線用の開口を設ける予定です。

ただし、これはテレビ裏から来たケーブルをテレビボードへ入れるためではありません。

テレビボード内のコンセントやLANは、最初からボード内部に納まる位置へ計画しています。

天板の開口は、テレビボードの上に置くサウンドバーへ配線するためです。

テレビボード内部から、サウンドバー用のケーブルだけを天板へ出すイメージです。

できるだけ外からケーブルが見えないように、何のケーブルをどこから出すのかまで考えました。


玄関から見えるテレビ裏を袖壁で隠した

テレビまわりでは、短い袖壁も設けています。

わが家では、玄関ホールからリビングへ入る扉を開けたときに、テレビの側面やテレビ裏の配線部分が見えやすい配置になっています。

そこで、テレビ横に短い袖壁を設け、玄関側からテレビ裏が見えにくくなるようにすることにしました。

テレビまわりを大きな壁で囲うのではなく、気になる部分だけを隠すイメージです。


袖壁の奥行はテレビボードに合わせた

袖壁の大きさは、テレビボードの奥行を基準にしました。

テレビボードの側面と袖壁が自然につながるくらいの出幅にして、玄関側から見たときにテレビボードや配線まわりが見えにくくなるようにしました。

大きなテレビ壁を作るのではなく、必要なところだけ少し隠すという考え方です。

これなら、将来テレビを交換するときにも大きな制約になりにくいと思いました。


テレビ・金具・ボードを先に考えるとコンセント位置が決めやすい

今回テレビまわりを計画して感じたのは、電気図面を見ながら、

「コンセントをここにしよう」

と決める順番ではなかったということです。

わが家では、先に、

  1. テレビボードの高さ・サイズ
  2. テレビの大きさ
  3. テレビを取り付ける高さ
  4. 壁掛け金具
  5. テレビボード内部や周辺に置く機器

を考えました。

そのあとで、コンセント・LAN・HDMIなどの配線位置を決めるという順番です。

この方が、

  • テレビ裏のコンセントが金具に当たる
  • テレビボードの外にコンセントが見える
  • テレビを付けたらコンセントが横から見える
  • 必要なケーブルを通す場所がない

といったことを避けやすくなります。

家全体のコンセントやスイッチについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

→ 注文住宅のコンセント・スイッチ計画|高さ・位置・数を実際の動作から決めた

壁掛けテレビのテレビボード・テレビサイズ・金具・周辺機器から配線位置を決める流れ
わが家では、コンセント位置から決めるのではなく、テレビやテレビボード、金具、周辺機器を先に想定してから配線位置を決めました。

「テレビだけ」ではなく周辺機器まで考える

壁掛けテレビを計画するときは、テレビだけを見ていると必要な配線が分かりません。

例えば、

  • ゲーム機
  • レコーダー
  • サウンドバー
  • ストリーミング機器
  • 将来追加する機器

などがあります。

これらをどこに置くのかまで考える必要があります。

テレビボードの中に置くなら、そこからテレビへどのようなケーブルが必要なのか。

テレビボードの上に置くなら、どこから電源や信号線を出すのか。

ここまで考えて、ようやく配線計画が見えてきました。


壁掛けテレビは電気打ち合わせより前から考えた方がいい

今回かなり感じたのが、壁掛けテレビは電気打ち合わせになってから考え始めると大変ということです。

関係するものがかなり多いからです。

  • テレビサイズ
  • テレビ高さ
  • 壁掛け金具
  • 壁補強
  • コンセント
  • LAN
  • HDMIなどの配線経路
  • テレビボード
  • サウンドバー
  • 袖壁

などがあります。

特に、テレビボードと壁掛け金具は、ある程度候補を決めてから電気打ち合わせに入ると考えやすいと思います。

完全に商品を確定する必要はありませんが、寸法や形状がある程度分かる状態にはしておきたいところです。


まとめ|壁掛けテレビは配線と家具までセットで考えた

壁掛けテレビというと、最初はテレビを壁に掛けるだけくらいに考えていました。

実際に計画すると、テレビ本体以外にも考えることがたくさんありました。

わが家では、

  • 65型程度のテレビを想定
  • テレビの高さを先に考える
  • 壁掛け金具もある程度想定する
  • テレビボードを先に決める
  • テレビボード内にコンセントとLANを納める
  • HDMIなどをテレビ裏からテレビボードへ通す
  • 当初は壁内へ直接落とす方法を考えたが、今回の施工では採用できず空配管へ変更
  • 空配管に合わせて必要なケーブル本数を考える
  • テレビ裏とテレビボード側にLANを用意
  • 天板開口はサウンドバーの配線用
  • 玄関側からテレビ裏が見えないように袖壁を設ける
  • 袖壁の奥行はテレビボードに合わせる

という計画になりました。

特に大きかったのは、やりたい施工方法が、そのまま採用できるとは限らないということです。

注文住宅でも、住宅会社や施工方法によって対応できる内容には違いがあります。

だから、

「こんな配線にしたい」

と思ったら、できるかどうかを早めに相談する。

そして難しい場合は、空配管の太さや本数など、別の方法を早い段階で考える。

これが重要だと感じました。

テレビは将来買い替えます。

HDMIなどの規格も変わる可能性があります。

だからこそ、今きれいに設置するだけではなく、将来交換するときにも困りにくいテレビまわりにしておく。

という考えで計画しました。

これで、コンセント・スイッチから始まった電気配線、LAN・Wi-Fi、防犯カメラ、壁掛けテレビまで、大きな検討事項が一通りまとまりました。

次は、クロスや床などの内装選びについてまとめます。

→ 内装選びがスタート|クロスと床材を部屋の雰囲気から考える

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